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(経口補水液) 防災グッズも同じことですが、「備えあれば憂いなし」ということで、熱中症対策として経口補水液を買っておかれる方も多いことと存じます。少し気温が上昇するだけで、天気予報などテレビでは熱中症への注意を促します。確かに高齢者の割合が増加するにつれ、奇しくも平均気温が上昇して真夏日と猛暑日が増えているのですから、ある意味で歳を重ねながら「未体験ゾーン」に突入していく壮大なる社会実験をしているようなものです。
そうでなくても身体のセンサーの反応は、誰でも若い頃より少しずつ衰えていきます。水分不足になって「のどが渇いた」と感じても、身体はすでに脱水状態に陥っていることもあるのです。そこで経口補水液の出番となるわけです。
熱中症のサインはいろいろ言われますが、トイレの回数も目安の一つです。汗をかいているから回数が少なくなるのは当然ですが、「気づいたら全然行ってない」と感じたら牛黄です。暑さで動かなくなった「代謝の歯車」を押して、水分の流れを整えてくれます。生薬の力を借りた夏養生。

 

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