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寒い日の外出で心配になるのは頻尿です。出先で我慢できなくなることほど切ないことはありません。楽しいはずなのに、トイレのことばかり考えている自分が嫌になって、そのうち外出が苦になります。「そんな思いまでして出たくない」と思い始めると、行動範囲はどんどん狭くなります。実はそのような「気持ち」になること自体、頻尿になる仕組みと深い関わりがあります。

頻尿は尿検査で腎機能に異常がなくても起こりますが、東洋医学では腎のエネルギーである腎陽気が不足すると冷えておしっこが近くなると考えます。しかも腎陽気は排尿や保温に使われる以外に、免疫力、回復力、行動力、気力といった「元気」そのものであるので、頻尿→冷え→保温力の低下→腎陽気の不足→元気がない→気力低下につながっていくのです。

そのような流れを断ち切りたい時こそ、生薬は腎陽気を補う鹿茸です。気持ちも落ち込み、不眠、イライラも、寒さが原因の腎陽気不足かもしれません。

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